【レポート】まちで創業するための基礎を学ぶ5日間「マチコラボスクール」
8月27日から9月20日の全5回、
まちで創業するための基礎を学ぶ5日間
「マチコラボスクール」を開講しました。
たくさんのお申込みをいただき、定員を15名に増やして満席となりました!
経営、販路開拓、人材育成、財務、発表会という
5日のプログラムの様子をレポートいたします!
1日目、「アイデアを広げる」のゲストは、
株式会社まちづクリエイティブ代表取締役の寺井元一さん。
松戸のMADCItyプロジェクトを中心に、 「地元の人とどうやって繋がりを作ったのか」 「事業のスタート時点に何から始めたのか」 などなど、創業前後の事例についてたっぷりとお話頂きました。
後半は、図示したビジネスモデルを題材として講義。 お金の流れ、サービスの流れを意識しながら、
参加された方自身のビジネスモデルを実際に書いてみるワークと発表を行いました。
ここで考えていたものが、最終回までブラッシュアップしていくプランの原型です!
2日目、「まちを知る」のゲストは、
株式会社まちづくり立川の藤原祥乃さん。
表側が立川の地図になったスクールのリーフレットとペンを片手に、
まちを歩くフィールドワークに繰り出しました。 地元野菜直売所、飲食店が集まるマンションなどを巡り、 それぞれが気になる場所や発見を書き込んでいきます。
途中、商工会に立ち寄り、商工会職員の方と多摩信用金庫の方から 立川のまちの状況や創業に関するお話を伺いました。
「事業を行う上での関係作りは?」 「立川の南北エリアの違いは?」
と、この機会を活かし参加者の方から率直な質問も。
フィールドワークのゴールとなる「立川子ども未来センター」では、 自分が事業を始めたらどこに広告を出すか、 魅力的な店舗が点在する立川のまちに感じたニーズなど、 各自が感じたことを共有し合いました。
3日目、「チームをつくる」のゲストは、
株式会社studio-L、子ども未来センター運営の洪華奈さん。
チームをつくり動かしていく時、 どのようなことが起き、何が必要となってくるのか。 チーム発展の4段階(参加/納得/決意/行動)など、 studio-Lの事例や、参考にしている理論をお話下さいました。
そして、後半は洪さんのお話に基づいたワークショップ。 “自分がやりたいこと” “自分ができること” “社会が求めていること”の3つを書き出し、
足りないものや人を見つけていきます。
書き終わったら大交換会! アドバイスや「こんな人紹介できる」といったコメントがびっしりで手元に戻ってきます!
4日目、「収支を計算する」のゲストは、
多摩信用金庫 価値創造事業部の沼崎明大さん。
事業計画、必要資金についての説明をはじめ、 はじめてお金の話を聞く人にもわかるよう 基礎からお話くださっています。 「融資を受けられるのはどんな人?逆に受けづらいのは?」 といった率直な質問も飛んでいます。
後半は、実際に月次の収支計画を作ってみるワーク。 数字を埋めていくに従い、 何となくのイメージだったプランが具体化されていきます。 そして最終回のプラン発表会に向け、沼崎さんからは、 「家族や友人に話してみてハテナが浮かんでいたら、
まだまだブラッシュアップが必要ということです」というアドバイスも贈られました。
いよいよ最終回となる5日目、
1回目から4回目までの講義とワークを通じて作成したプランを発表します。
これまでのゲストの方、まちのキーパーソンとなる方にもお越しいただきました。
市場規模や実施体制、売上・収支等の数値計画といった必須項目を盛り込み、
ぼんやりとしたイメージをトコトン具体的に。
発表を聞いた他の参加者、まちのキーパーソンの方々からは
“thankyou letter”としてコメントを1つ1つ届けます。
「この点がわかりにくかった」という率直な指摘から、
「手伝えることがありそう!」という共感の声も集まっていました。
初回の際ぼんやりとしたイメージだった構想や
どのように動かし、形にしていけば良いか悩まれていたプランが、
スクールを通し、一歩具体的になったのではないかと思います。
今回参加されていたのは、
既に事業をスタートされている方から、会社員としてお勤めのある方、
まちづくりに関心のある方、いつか創業してみたいと考えていらっしゃる方まで様々。
普段はなかなか出会うことのないメンバー同士、今後も続く繋がりが生まれています。
参加者の皆さん、5日間お疲れさまでした!